in other words

先日、Youは何しに日本へで二人の人の密着の様子を見ました。

一人はマンガに載っていたタコさんウィンナーを食べたくてドイツから日本にやって来た人。 その人はなぜが渋谷でタコさんウィンナー探しを始めました。 私は秋葉原メイドカフェ、お子様ランチでも検索した方が見つかるんじゃ無いか -- 無理だと思って見ていました。 けれども、なんと渋谷でタコさんウィンナーを出している店にたどり着きました。 日本語が話せませんがたくさんの人に話しかけ、最終的にラーメン屋さんの店員さんがググって探してくれたのです。 きっと店員さんも、タコさんウィンナーを出している店を探すのは難しいと思って手を貸してくれたのでしょう。 しかも居酒屋のひと皿のメニューとして出している店があったのです! 英語メニューにまで載っていました。

もう一人はロシアから来た人で、母親へのお土産にと市松人形を探しに骨董市へやって来ました。 人混みの中で2時間以上探し続けましたが見つかりません。 けれども、その後に訪ねた店の店主が市松人形を扱っている店へ案内してくれました。 そして人形はダンボール箱の中から探し出されたのです。 薄い石膏でできている肌が日に焼けて傷まないようにというのもあったようですが、仕入れたのは40数年も前だったと言います。 その人形にロシアからやって来て出会った人。

どちらもアガスティアの葉を見つけるくらいすごいことだと思いました。 明確な目的が定まっているとこのようにたどり着けるという見本を見たようでやや興奮しました。

けれども少し経って、そのようにもとれるけれど私にはこんな風に思えました。 タコさんウィンナーを16年も前から食べたかった男性は、一見関係のなさそうな渋谷にやって来ました。 ウィンナー=Wiener Würstchen(ヴィーナー ヴュルストヒェン)のことだと知らずにです。 *味わいつくそう、ソーセージのドイツ語 より むしろ、ウィンナーより渋谷のスクランブル交差点を見ることが渋谷へ向かった動機で、そこでウィンナーも見つかるさという楽観からのようでした。 そして何もわからずそこで探しだしたことが「はからずも」良い結果へつながりました。

市松人形の彼は -- もちろん、目を皿のようにして探し人形を扱っていそうな店では「市松人形はありませんか?」と訪ねていました。 けれども、全ての店に聞いて歩いたわけではありません。 「いつもは見かけるけど今日は無いねえ、」という返答も。 事前にインターネットでたくさん調べ、ここならあるだろうと確信して来たのにです。 そして最後に情報を持っている人に出会いました。 それはもうその男性には「はかりようが無い」情報であり、ダンボールの中に眠っていた人形を掘り当てたのです。

そして昨日、私もそのような体験をしました。 銀座のギャラリーでの個展を見る予定だったので、その前後にどこか行ったことのない良さげな喫茶店にでも寄ろうかと下調べして、いくつかの店の情報を得ました。 ギャラリーに着くとの2軒隣に老舗のカフェ、トリコロールがありました。 けれどもなんとなく珈琲はお腹いっぱいと思い、久しぶりだし近くのお茶屋さんへ行こうと思いました。 すると路面を掘り起こして黄色い柵で隔てられた工事中の道路の反対側に通ったことのないちょっと暗がりの小道が。 気になって少し引き返すようにしてその道に入りました。 その小径を出た所のカフェでランチでも食べようかと足を止めましたが、なんとなく入るにいたらず踵を返したら、路上駐車の車と車の間に「煎」という字と真新しい店の一部が見えました。 お茶か煎餅かどちらかだろうと道を渡り店に入ると、胸の中で小躍りしました。 それは11/3にオープンしたばかりのお茶屋さんだったのです。

ちゃんと「はからない」の呪文が効いてるなと思いました。 この「はからない」というのは『古くやさしい 魔法の生き方』という講座で教えてもらったことです。 詳しくは blog記事「魔法の生き方」に・・ この講座を受けたのが2週間ほど前ですから、そのようなことがシンクロしてまさに学びが進んでいるのを実感しています。

特に、「無条件の愛」「ゆるし」と言うスピリチュアルでは難しい概念をどう実現するか、いかにゆるし難いことを統合という形で受け容れることができるか、についてとても大きな理解が講座では得られました。 そして私がニセコでもらったギフトを心理学からのアプローチで理解させてくれたと思っています。 unknown soundに開くと言うことは、きつねさんの言葉では打率をあげることであり、アーキタイプの統合のための浄化でもあります。 いつでも猫を見つけられることとも言えます。

フラワーエッセンスでも同じことができますし、世の中には多様なアプローチがあります。 「はからずとも」その人にあったものに自然と出会うので、何が一番良いと言うことはありません。 他人に決めることはできません。 そんなことも思いました。

この日出会ったお茶屋さんについての記事はこちら 煎茶堂東京

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